先日、タビサポを運営するAMUSE株式会社にて、 株式会社 文化時報社の小野木社長をお迎えし、講座を開催いたしました。今回の講座は、現在弊社が注力している「ブッディズムガイド」があり、改めて仏教と福祉について、お話をいただきたいと思ったのが、講座開催にいたった理由です。

小野木社長は、約20年にわたって産経新聞で事件や宗教の取材を行い、2019年に株式会社文化時報社の代表取締役社長兼主筆に就任。「社会と宗教界に向けて多彩な角度から情報を発信し、宗教について考えるヒントを提供する。読者の皆さま一人一人が人生を歩む上での伴走者になる」との決意をもった小野木社長より、福祉仏教~医療・介護の「空白」を埋める~をテーマに、お話をいただきました。


講義の中で印象的だったのは、「スピリチュアルペイン」についてのお話です。スピリチュアルペインとは、単なる不安や悩みではなく、「なぜ自分だけが病気になったのか」「自分の人生は何のためにあったのか」「死んだらどうなるのか」といった、人生や存在そのものに関わる痛みを指すとのことでした。
このような問いは、介護や医療の現場でも突然投げかけられることがあります。ふいによぎる不安、心の痛みを伴う悩みについて、どのような解釈をもたれているのかなど、解説いただきました。
宗教者や僧侶が、医療職・介護職・福祉職と連携しながら、心の痛みに寄り添う存在になれるのではないかという視点のお話。また歴史を振り返り、昔のお寺は病院であり、薬局であり、福祉施設でもあったこと、それらが姿を変えていったこと、そして形を変えた現代の取り組みについて、事例などもご紹介いただきました。異なる視点から福祉について考えさせられるとともに、新たな発見を得る、有意義な講義となりました。
その後は質疑応答の時間に。
京都出身の旅行介助士より、「旅行支援や外出支援に関わる中で、宗教やお寺に抵抗を感じる方もいるという懸念点がある一方、何らかのイベントをきっかけにお寺とつながりをもつことができれば、外出支援や観光支援にも活かせるのではないか」というお話が飛び出しました。
それに対して、どのような方法があるか、またお寺側の今後の課題についてもお話いただきました。
他には、「お寺への企画提案に対する敷居の高さ」「福祉運営において必要な費用はどのような形で負担されているのか」「収益をあげる提案をしても良いのか」などの質問もありました。それらに対しても、小野木社長より具体的な回答とアドバイスがあり、参加者にとって今後の活動への大きなヒントを得られる時間になったかと思います。
今回の講義では、通常では触れる機会のない話ばかりであり、福祉と仏教、別々に見えていた分野が、今回の講義を通して、実は深くつながっていることを改めて感じました。
今後もAMUSEでは、皆さまのスキルアップや日々の仕事に役立つヒントとなる勉強・情報交流会を、定期的に開催していきます。
※面談済みの方に向けた、無料の勉強・情報交流会です。

講師:小野木 康雄
株式会社 文化時報社(公式サイト):https://bunkajiho.co.jp/
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