先日、タビサポを運営するAMUSE株式会社にて、沖縄を拠点に活躍されている佐々木麻美さんを講師にお迎えいたしました。
佐々木さんは看護師として、小児科・NICU・産婦人科・眼科の混合病棟、 消化器外科病棟、回復期リハビリテーション病棟に勤務した経歴があり、さまざまな視点から介護サポートを実現されている、特異な旅行介助士です。
過去のお仕事のなかで『諦めない』に寄り添い、それと同時に『この仕事には限界がある』と、看護師として悩みや疑問をもたれた経験の持ち主です。
ただ、佐々木さん自身は“諦める”という選択をしませんでした。自分の中に芽生えた歯痒さを乗り越えるための努力と経験を積み、付き添い介護サービス・介護旅行「さくらの樹」を立ち上げ、代表として現場で活躍されています。

佐々木さんは、沖縄の土地での介護旅行とバリアフリー観光をテーマにし、医療的ケアが必要な方の移動支援の事例や、地域との連携のあり方などを紹介されました。
そのなかでもインパクトがあったのは、移動が困難かつ真横に寝てもらっているだけで言い訳ではない利用者様の、飛行機移動のお話。航空会社と連携をとって、できることを模索し、最大限できうる安全性の確保に努め、酸素ボンベを片手に移動された実例について、画像や動画と一緒に共有いただけたのは、参加者にとって有意義な時間となりました。

観光地ならではの環境にある沖縄県が掲げるバリアフリー観光の方針についても触れられ、サポートが必要な方へのハードルの高さ、島ならではの誘致の難しさなど、今後の課題についても言及。
参加者同士による意見交換でも、高齢者の旅行ニーズや、いつもとは違う視点によるサービスの提案の必要性など、現場視点からの課題共有が行われました。
今後もAMUSEでは、皆さまのスキルアップや日々の仕事に役立つヒントとなる勉強・情報交流会を、定期的に開催していきます。
※面談済みの方に向けた、無料の勉強・情報交流会です。
講師:佐々木麻美(さくらの樹)
公式サイト:https://sakurano-kiii.com/
Instagram:https://www.instagram.com/sakurano_kiii.0315/
